ヘルメットに『125cc以下用』とシールが貼ってあるけど・・・。
中型以上のバイクで使えないの?
こんなお悩みを解決します。
当記事では、下記について記載しています。
当記事の内容
- 『125cc以下用』ヘルメットに関して
- ヘルメットの規格の種類
バイクに乗る時にヘルメットは必要不可欠ですよね。
ただ、ヘルメットの中には『125cc以下用』とシールが貼ってある物があります。
このようなシールを貼っていると、「このヘルメットって125ccまでしか使えないの?」と疑問に感じますよね。
そこで、当記事ではバイクで使えるヘルメットについてご紹介しています。
- ヘルメットに『125cc以下用』とシールが貼ってあるけど、中型以上のバイクで使えないの?
- バイクヘルメットで『PSC』や『SG』マークとか聞くけど、それって何?
このように悩んでいる方は、ぜひ当記事をご覧下さい。
それでは、始めます!
「どのようなヘルメットのタイプがあるか」に関しては、別記事でご紹介しています。
下記にリンクを貼っておりますので、気になる方はぜひご覧下さい。
結論:法律的には問題なし
『125cc以下用』とシールが貼ってあるヘルメットですが、結論を先に書くと、大型バイクで使用しても法律的には問題ありません。
バイクで使用するヘルメットに関しては、『道路交通法施行規則第九条の五』により下記7項目が規定されています。
法第七十一条の四第一項及び第二項の乗車用ヘルメットの基準は、次の各号に定めるとおりとする。
一 左右、上下の視野が十分とれること。
二 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
三 著しく聴力を損ねない構造であること。
四 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
五 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
六 重量が二キログラム以下であること。
七 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと。
道路交通法施行規則第九条の五
ヘルメットに付いている『PSC』や『SG』マークは、道路交通法施行規則の条件に適合した製品に表示されます。
『PSC』、『SG』マークが表示されているヘルメットは、排気量に関係なくバイク用ヘルメットとして使うことが可能です。
そのため、『125cc以下用』とシールが貼ってあるヘルメットでも、『PSC』や『SG』マークがあれば、大型バイクに乗っても違反にはなりません。
ただし、安全性に注意が必要
『125cc以下用』とシールが貼ってあるヘルメットで大型バイクに乗っても法律違反にはなりません。
しかし、安全性には注意が必要です。
『125cc以下用』とシールが貼ってある以上、そのヘルメットは『125cc以下を想定した強度』で作られています。
バイクは常に転倒の危険性がついて回る乗り物です。
- 高速道路を運転する
- 遠くまでバイクツーリングする
このような時は、安全性の面から考えて『排気量無制限』のジェットヘルメットやフルフェイスを使いましょう。
また、『排気量無制限』のヘルメットの方が、風切り音や防風がしっかりしてあり、快適に運転できますよ。
ヘルメットの規格の種類についてご紹介
ヘルメットには『PSC』や『SG』マークなどの規格があります。
ここからは、ヘルメットの規格の種類についてご紹介しますね。
当記事でご紹介するのは下記の5つです。
- PSC
- SG
- 自動広告の設定方法
それでは、1つずつ詳しくご紹介しますね。
PSC
『PSC』マークは、国が定めている基準に適合した製品に表示されます。
消費者が購入時に安全性を確認できるように、メーカーや事業者に対して表示を義務付けられています。
また、PSCマークのないヘルメットは『乗車用ヘルメット』としては販売・陳列が禁止されています。
バイク屋で販売しているヘルメットの多くは、PSCマークが付いてるはずです。
しかし、ホームセンターや通販では『乗車用ヘルメット』だけでなく『装飾用ヘルメット』も扱っています。
そのため、ホームセンターや通販でヘルメットを購入する際は、PSCマークが付いているか確認しましょう。
SG
『SG』マークは財団法人製品安全協会のマークのことで、製品安全協会が定めた基準に適合した製品を示しています。
SGマークには、『排気量125CC以下』『排気量無制限』の2種類があります。
ちなみに、SGとは『Safe Goods(安全製品)』の略称です。
SGマークの特徴は、事故賠償が付いている点です。
SGマーク付きヘルメットの欠陥が原因で人身事故が起きた場合、最高1億円までの賠償措置が実施されます。
そのため、ヘルメット購入時には、SGマーク付きのヘルメットを買うのがオススメです。
JIS
『日本工業規格』が定めた基準を合格した製品に表示されます。
JISマークには、
- 1種:排気量125CC以下
- 2種:排気量無制限
の2種類があります。
SNELL
非営利団体『スネル財団』が定めた規格です。
規格は5年ごとに更新され、世界でもトップクラスに厳しい基準を設定していることで有名です。
まとめ
当記事では、バイク用のヘルメットについてご紹介しました。
最後に当記事を要約しておきますね。
当記事の要約
- 『125cc以下用』ヘルメットでも、大型バイクで使用可能
- ただし、安全性に注意が必要
- ヘルメットを購入する際は、PSCなどの規格を確認する
バイクは常に転倒するリスクを含んでいます。
頭を守ってくれるヘルメットは、バイク乗りにとっては大事な道具ですよね。
安全性を充分に考慮しつつ、自分の思考に合ったヘルメットを装着し、バイクライフを楽しんでいきましょう!
今回は以上です。
それでは、また!!