250CCバイクってどうなの?
他の普通二輪(125CC・400CC)との違いを知りたい!
こんなお悩みを解決します。
当記事では、下記について記載しています。
当記事の内容
- 250CCクラスのバイクとは
- 400CCと250CCを比較
- 250CCと125CCを比較
普通自動二輪免許を取得すれば、400CCクラス・250CCクラス・125CCクラスのバイクに乗ることができます。
その中から自分の乗るバイクを選ぶときに、注視したい要素が排気量です。
バイクは選ぶ排気量によってメリットやデメリットがあるからです。
この記事では、250CCのバイクに乗ることで生まれるメリットやデメリットについて、他の排気量のバイクと比べながら解説します。
それでは、始めます!
250CCクラスのバイクとは
日本では「道路運送車両法」によってバイクは以下の4つの種類に分類されています。
- 排気量50CC 第一種原動機付自転車
- 排気量50CC超から125CC 第二種原動機付自転車
- 排気量125CC超から250CC 二輪の軽自動車
- 排気量250CC超 二輪の小型自動車
250CCクラスのバイクは、二輪の軽自動車にあたる、排気量125CC超から250CCまでのバイクを指します。
250CCクラスのバイクを運転するには「道路交通法」の定めるとおり、普通自動二輪免許か大型自動二輪免許が必要です。
なお、ナンバープレートは白色です。
250ccクラスのバイクは、エントリーモデルから本格的なレーシングモデルのバイクまで、様々なジャンルやモデルが取り揃えられています。
現行車の種類だけでなく中古車の玉数も豊富です。
バイク選びにこだわりがある人でも満足ができるクラスと言えるでしょう。
400CCクラスのバイクと比較した場合のメリットやデメリット
400CCクラス(排気量250CC超から400CC)のバイクは、普通自動二輪免許で運転できる最大サイズのバイクです。
重量感と余裕あるパワー感を持つため、日常乗りから長距離運転まで、シーンを選ばず使えます。
ただし、中型バイクの中では大きくて重たいので、取り回しがあまりよくありません。
さらに、車検やメンテナンスの費用が高いというデメリットがあります。
250CCクラスなら車検が必要ない
400CCクラスのバイクは、必ず車検を受けなければなりません。
ですが、250CCクラス以下のバイクでは車検が不用です。
車検(自動車検査登録制度)は、新車登録日から3年後、それ以降は2年毎に行わなければなりません。
バイクの車検にかかる費用は、5万円から10万円ほどです。
250CCクラスのバイクを選べば、車検の煩わしさから解法されるだけでなく、車検費用もかかりません。
車検を気にする必要がないので、バイクのカスタムがしやすくなるというメリットもあります。
もちろん、バイクのカスタムは法定内で行わなければなりません。
車検が不用なことがデメリットとなることもある
車検を受けないで済むことによって、必ずしもメリットだけが生まれるわけではありません。
車検を受けないということは、最低限のメンテナンスを受けないままに、バイクを走らせてしまう可能性があるからです。
また、車検を受けると走行距離が車検証に刻まれます。
そのため、メーターを交換したとしても、何キロ走ったバイクなのかが一目瞭然になります。
しかし、250CCクラスのバイクでは車検どころか車検証がないので、実際に何キロ走ったバイクなのかがわかりません。
これは250CCクラスの大きなデメリットであると言えます。
250CCクラスはメンテナンス費用が安い
250CCクラスは400CCクラスに比べて、軽量で構造がシンプルなバイクが多いので、比較的メンテナンスが簡単で、その費用も安く済みます。
税金や保険もそれほど高くありません。
なお、これらのメリットを利用して定期的なメンテナンスを自分で施すのなら、車検を受けないことによるデメリットを十分にカバーできます。
車両価格が安い
400CCクラスのバイクは、比較的車両価格が高く新車価格で80万円以上のものが多いです。
100万円を超すものも少なくありません。
250CCクラスのバイクは50万円前後で購入できるだけでなく、種類も豊富にあります。
250CCクラスのバイクはコンパクトで扱いやすい
バイクは排気量が大きくなるほどに車体の重量が増します。
重量のあるバイクは高速道路などを長時間運転するときは安定しやすく乗りやすいです。
ですが、普段の運転では重量のあるバイクほど取り回しが難しくなります。
250CCクラスのバイクは、比較的重量が軽く取り扱いがしやすいです。
そのため、初めてバイクを購入した人でも安心して乗れることができるでしょう。
250CCクラスではパワー不足を感じることがある
400CCクラスのバイクになると、それ以上の排気量を持つバイクと比べても、見劣りしないだけのパワーがあります。
400CCクラスのバイクに慣れていると、それ以下の排気量のバイクではパワーに物足りなさを感じるかもしれません。
特に、高速道路や追い越し車線、上り坂を加速するとき、二人乗りをしている場合など、バイクのパワーの必要性を感じるシーンでは、250CCクラスのバイクに不満を抱く人もいるでしょう。
ですが、近ごろでは250CCクラスのバイクでありながら、高いパワーを生み出すバイクが多く登場しています。
30PSを超している250CCクラスのバイクも珍しくありません。
パワー不足によるデメリットは、以前よりも小さくなっていると言えるでしょう。
もちろん、250CCのバイクでも回転数をしっかりあげれば、十分なパワーや速度はでます。
125CCクラスのバイクと比較した場合のメリットやデメリット
125CCクラス(排気量50CC超から125CC)のバイクは、小型軽量であることが最大のメリットと言えます。
足つきが良く、取り回しが簡単なので、非常に扱いやすいです。
消耗品や税金が安く、さらに燃費が良いので維持にあまりコストがかかりません。
125CCクラスは、パーツが安くカスタムが楽しみやすいため、自分好みのスタイルを作り上げたい人に最適なバイクと言えるでしょう。
また、125CCクラスのバイクも250CCクラスと同じく、車検の必要がありません。
車検の費用や手間がかからないのは大きなメリットと言えます。
ただし、車検がないことは、走行距離がわからなくなりやすく、メンテナンスに気をつけなければならないという、デメリットも生み出します。
250CCクラスなら長距離移動でも快適
125CCクラスのバイクは、高速道路や自動車専用道路を走行できません。
加えて、エンジンにパワーが足りないので長時間速度を維持しようとすると疲れます。
また、車体が軽いことが裏目にでて、横風にあおられやすく、タイヤが轍にとられやすいです。
そのため、普段乗りには便利ではあるものの、遠乗りにはあまり向いていないクラスだと言えます。
対して、250CCクラスのバイクは、高速道路や自動車専用道路の利用が可能です。
さらに、適度なパワー感があるため、長距離の運転でもあまり疲れず、快適な運転ができます。
程度な重量もあるので、多少の横風にあおられても直進性を保てるうえに、轍に足をとられることもあまりありません。
下道だけの利用でかまわないのなら125CCのバイクでも良いでしょう。
ですが、バイクに乗ると遠出をしたくなる人は、多いのではないでしょうか。
そんなときに、高速道路を利用できて長距離運転にも向いている250CCクラスのバイクがあると、とても便利です。
250CCクラスは保険特約が使えない
125CCクラスのバイクは自動車保険や火災保険などについている「バイク保険特約(原付特約)」を使えば、任意保険料を格段に安くできます。
しかし、自動車保険や火災保険についているバイク特約は、多くの場合250CCクラスのバイクでは使えません。
そのため、250CCクラスのバイクは、任意保険に加入せざるをえず、保険料金が高くなりやすいというデメリットがあります。
ただし、バイク保険特約は補償額が少なく、補償範囲も大きくはありません。
より安心と安全を考えるなら、バイク保険特約だけでなく、別途で任意保険に加入した方が良いでしょう。
250CCクラスのバイクは幅広く使えるだけでなく維持費用が安い
250CCのクラスは、メーカーから多くの種類のバイクが発売されているので、好みの1台が見つかりやすいクラスです。
125CCとは違い高速道路や自動車専用道路を通行できるので、普段乗りから長距離運転まで幅広く使えます。
また、400CCのクラスのように車検を受ける必要がないので、維持費用が安くすみます。
一方で、自動車保険などに付いているバイク特約が利用できない、パワー感が足りない、といったデメリットもあります。
今回は以上です。
それでは、また!!