バイクに燃料コックがあって『RES』て書いてる。
これってどういう意味?
こんなお悩みを解決します。
当記事では、下記について記載しています。
当記事の内容
- 燃料コックに刻まれている『RES』とは
- バイクに『RES(リザーブ)』の仕組みがある理由
- 『RES(リザーブ)』の仕組みについてご紹介
キャブレターのバイクに乗っている方は、バイクに燃料コックがありますよね。
バイクを購入して間もない方は、「これっていつ使うの?」「RESって書いてるけど何?」となりますよね。
また、燃料コックは日常で使う頻度は少ないです。
そのため、たまに燃料コックを見て「あれ?レバーってどっち向ければいいんだっけ?」と忘れることもしばしば。
そこで、当記事ではバイクの燃料コックについてご紹介しています。
- 燃料コックの使い方を知りたい方
- 使い方をあまり覚えてないので復習したい
という方は、ぜひ当記事をご覧ください。
それでは、始めます!
燃料コックに刻まれている『RES』とは
燃料コックに刻まれている『RES』は、英単語の『RESERVE(リザーブ)』の略であり、『予備・予約』という意味です。
燃料コックには
- ON
- OFF(もしくはPRI)
- RES
の3つが表示されており、レバー矢印の指している表示がタンクの状態を表してます。
上記の画像では、レバーの矢印が『ON』を指しているので、エンジンにガソリンが給油されている状態です。
通常、バイクは燃料コックを『ON』にして走りますが、ガス欠になって動かなくなる場合があります。
その時に、燃料コックを『RES』にすることで備タンクに切り替わり、引き続き走ることが出来ます。
ガソリンスタンドで給油したら、また『ON』に戻しましょう。
ちなみに、燃料コックの『OFF』はガソリンを流さないようにします。
冬など長期間バイクに乗らない時やバイク修理時など、ガソリンを流したくない時に使用します。
また、バイクによっては、『OFF』の代わりに『PRI』があります。
『PRI』は『PRIMARY』の略称で『最初の』という意味があります。
詳細は省きますが、ガス欠した時に20秒ほど『PRI』にしてから『RES』にするとエンジンが掛かりやすくなります。
なぜバイクに『RES(リザーブ)』の仕組みがあるのか
バイクにRESの仕組みがある理由は、ガソリン残量計がついてない車体が多いからです。
自動車だと、残量計があるためガソリン残量がすぐに分かりますよね。
バイクはガソリン残量計が装備されてない車体も多く、走行距離や燃費を考えて走る必要があります。
とはいえ、ガソリン残量計がないため、給油を忘れることもあります。
ガス欠になってその場からバイクが動かないと、めちゃくちゃ困りますよね。
そこで、『ON』の状態でガス欠になっても「ガソリンスタンドで給油するまで」走れるようにするために『RES』の仕組みがあります。
『RES(リザーブ)』の仕組みについてご紹介
ここからは、レバーを『RES(リザーブ)』に切り替えると、ガス欠のバイクが動き出す仕組みをご紹介します。
ちなみに、『リザーブ』と聞くと『別の予備タンクがある』と勘違いしますよね。
自分もバイクを購入してから数年ほど、予備タンクがあると勘違いしていました。
しかし、バイクに予備タンクはありません。
それでは、どういう仕組みかご紹介しますね。
上記の画像は、バイクのタンク部分を簡単に表したものです。
タンクの中にある青い長方形はガソリンを吸い込むパイプです。
長いパイプと短いパイプがありますよね。
燃料コックを『ON』にしている時は、長いパイプからガソリンを吸い込みます。
上のラインまでガソリンが減ると、パイプからガソリンが吸えないためガス欠症状が起きます。
対して『RES』は短いパイプからガソリンを吸い込みます。
そのため、下のラインまでガソリンを吸い込むことが可能です。
このように『ON』と『RES』で吸い込むパイプを別々にし、かつパイプの高さの違いを利用してガソリン残量を調節しています。
燃料コックの使い方を覚えておけば、ガス欠しても安心!
当記事では、燃料コックについてご紹介しました。
燃料コックは普段はあまり使いませんが、ガス欠という緊急時に役立ちます。
緊急時って大なり小なり焦りますよね。
自分も最初にガス欠した時は結構焦りました。
燃料コックの使い方を覚えて、ガス欠時でも落ち着いて対処しましょう。
今回は以上です。
それでは、また!!