バイクに乗り始めたけど、バイク乗りのマナーって何があるの?
こんなお悩みを解決します。
当記事では、下記について記載しています。
当記事の内容
- バイクのマナー
- ソロツーリングのマナー
- マスツーリングのマナー
気候が良くなってくると、バイクツーリングを楽しみたいと思うのではないでしょうか。
風と一体になり、自然を感じながら走行するのがバイクツーリングの醍醐味です。
バイクツーリングに必要なものにはいくつかありますが、忘れてはいけないものにマナーがあります。
とはいえ、マナーについてはよく分からないという人もいるかもしれません。
そこで、この記事ではバイクツーリングのマナーなどについて詳しくご紹介します。
バイクの基本的なマナー
ツーリングをする・しないに関わらず、バイクに乗る際の基本的なマナーというものがあります。
教習所では習わないものもありますが、いずれも気持ちよくバイクに乗るために大切なことばかりです。
代表的なものとしては次の4つが挙げられますので、しっかりと覚えておきましょう。
挨拶をする
快適なバイク生活に欠かせないのが、挨拶です。
必ず行わなければならないというものではありませんが、挨拶を心がけることで他のライダーとの一体感を得ることができます。
とはいっても、慣れないとなかなか難しいものです。
まずは、道を譲ってくれたライダーに感謝の意を込めて軽く手を上げることから始めましょう。
また、すれ違いざまに挨拶をしてくれるライダーも存在します。
そういった相手に挨拶を返すことで、双方が良い気持ちで走行を楽しめます。
ここで気をつけたいのが、危険を冒してまで挨拶をしないことです。
コーナーリング中などは軽く会釈をするくらいに留めましょう。
勝手に他人のバイクに触らない
休憩中などに他の人のバイクに興味を惹かれることもありますが、勝手に触ることは控えましょう。
バイクに乗る人の特徴の1つに、自分のバイクをとても大切にするというものがあります。
自分が大事にしているものを他人が勝手に触るのはあまり気持ちが良いものではないでしょう。
これは親しい間柄の相手でも同じことですから、触りたいときには一言声をかけて許可を得てからにするのが賢明です。
また、許可を取ったとしても、触ったり跨ったりする場合にはバイクにキズをつけないよう細心の注意を払いましょう。
停める場所に注意する
バイクを停める場合、まわりの邪魔にならないような場所にバイクを置くのも基本的なマナーの1つです。
コンビニの入り口近くなどに置いて、歩行者の邪魔になるようでは論外です。
歩行の妨げになるだけではなく、接触による転倒の危険性も生じます。
また、パーキングエリアなどではできるだけバイク用のスペースを使うよう心がけましょう。
自動車用のスペースを利用する際には1台だけで使うことは避け、他のバイクも停められるようにしておくと空間を有効に活用できます。
車間距離を取る
これはマナー以前の問題ですが、車間距離をしっかりと取るのが快適なバイク生活を送る上で欠かせないポイントです。
十分な車間距離があれば咄嗟の場合に対処できますし、追突する危険性も減らせます。
煽り運転が問題視されている昨今、車間距離を詰めすぎることはトラブルの原因にもなり得ます。
雨の日はもちろん、晴れている日にも十分な車間距離を取り、事故とトラブルを避けるのが交通社会のルールであり、基本的なマナーだと言えるでしょう。
ソロツーリングのマナー
ソロツーリングとは、自分一人だけでツーリングをすることです。
自分のペースでツーリングができますし、自由に計画を立てられるのもソロツーリングの良い点です。
気ままに楽しめるのがソロツーリングですが、そこには守るべきマナーがあることも覚えておきましょう。
特に身につけたいマナーは、次の3つです。
すり抜けや無理な追い越しをしない
信号待ちや渋滞時に見られる「すり抜け」は、おすすめできない行為です。
他の自動車やバイクと接触する危険性がありますし、相手の死角に入り、事故になる可能性もあるからです。
バイクは自動車よりも小さいため、ともすればすり抜けたくなることもあるかもしれません。
しかし、自分勝手な振る舞いは相手と自分の両方にとって危険な行為です。
また、無理な追い越しもマナー違反ですから控えましょう。
急な加速は転倒や事故につながりかねません。
気持ちに余裕を持ち、すり抜けや無理な追い越しをしないのがソロツーリングを楽しむコツです。
飛ばしすぎない
自分のペースで走行できるのが、ソロツーリングのメリットです。
しかし、合わせるべき相手がいないということで、ついつい飛ばしすぎてしまう場合があります。
急なカーブだけではなく、直進する際にも飛ばしすぎには注意しましょう。
バイクは生身で乗る乗り物です。
スピードが増せば増すほど、転倒時の衝撃は大きくなります。
また、速度超過はバイクのコントロールにも影響を及ぼします。
コントロールを失ったバイクは、他のバイクや自動車にとっても脅威です。
自分を律するのがソロツーリングの基本と心得て、調子に乗って飛ばしすぎないよう気をつけましょう。
路肩走行をしない
すり抜けと同じく、路肩走行もマナー違反の1つです。
路肩走行をしがちなのが、高速道路の渋滞時です。
路肩は本来、緊急車両などが通行するためのものですから、いくら渋滞していても路肩は走行しないようにしましょう。
また、路肩を走行していると他の自動車が突然割り込んでくることがあります。
マナー違反を防ぐためだけではなく、自分の身を守るためにも路肩走行は控えるのが賢明です。
マスツーリングのマナー
複数のメンバーとともに、ツーリングを行うのがマスツーリングです。
集団で行動をするという特徴により、マスツーリング特有のマナーがあります。
チームのメンバーとして楽しむためにも、特に次の4つについては身につけておくよう努めましょう。
千鳥走行を心がける
マスツーリングのときには、「千鳥走行」になっているか意識しながら走るのがマナーです。
千鳥走行とは、ジグザグに2列になって走行することです。
いわゆるジグザグ走行(蛇行運転)とは違いますので注意しましょう。
ジグザグに2列になることでチーム全体の長さを短くできるため、はぐれにくくなるのがメリットです。
また、ジグザグになっていることで他のメンバーを視認しやすく、右左折がスムーズになります。
1列の場合、他の自動車などに無理に追い抜かれることがありますが、2列だとその危険性を減らせるのも良い点です。
列の並びに配慮する
マスツーリングの場合、列の並びにも配慮する必要があります。
先頭車両と最後尾はベテランが受け持つのが一般的ですから、初心者のうちは真ん中あたりを走行するようにしましょう。
というのは、先頭車両はルートを把握しておく必要がありますし、最後尾の車両は全体をしっかりとつかんでおかなければならず、初心者では荷が重いからです。
力量に合わせ、列を形成するのがマスツーリングのコツの1つですから、それを守るのは大切なマナーです。
無理をしない
マスツーリングは自分一人だけでの走行ではありませんので、疲れていてもつい無理をしてしまうことがあります。
しかし、ツーリングにおいて無理は禁物です。
疲れると思考が鈍くなり、判断力も低下してしまいます。
無理は結果的にチーム全体に悪影響を及ぼしかねません。
走り始める前に次の休憩ポイントを聞き、自分の体調を考え、その休憩ポイントが遠いような場合にはきちんと相談するのがマナーです。
お互いを思いやる
マスツーリングは集団で行動するのが特徴であり、メンバー同士で助け合いながら走行するのが醍醐味の1つです。
お互いを思いやりながら行動するのがマナーで、自分勝手な振る舞いは歓迎されません。
集団での走行であることを常に意識し、チーム全体で楽しむことを心がけましょう。
マナーを守ってバイクツーリングを楽しもう!
ソロツーリングであっても、マスツーリングであっても、バイクに乗って楽しむという点では同じです。
バイクに関する基本的なものはもちろん、ソロツーリングの項目で挙げたものもまたマスツーリングにおいて同様に守るべきマナーです。
結局のところ、周囲を気遣いながら走るのがバイク乗りの王道であり、マナーだと言えるでしょう。
暴走行為は控え、今回の記事を参考にして、マナーを守ってツーリングを楽しみましょう。
今回は以上です。
それでは、また!!